GCC Vol.150

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日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会(小林博美会長)は五月二十三日、第六〇回東北大会を仙台市青葉区の仙台国際ホテルで開き、約170人が出席しました。東日本大震災で大きな被害を受けた仙台市に集い、組合員の絆を確認しました。

 

はじめに伊藤長一実行委員長(アオバプロセス)は「実行委員会では感謝を込めた大会にしようと、準備を進めてきた。全国の皆さんに、東北の今を感じてもらえれば幸いだ」と挨拶。記念講演「ホテル再建/東日本大震災を経験して」で野口育男仙台国際ホテル社長・総支配人は、2007年に42億円の負債を抱えて清算し、11年の震災で廃業の危機に陥ったものの、「顧客目線」や「人間力」を重視したサービスで黒字転換を果たした経緯を説明。「高い志はお客さまに響く。ホテルは地域の応接間、地域の顔であり、きっちりとお客さまをお迎えできる体制が大事で、つぶれてしまっては何もならない。もうかる商売ではないが、地域のインフラとして生き残ることが一番の地域貢献だと思う」と、ホテル経営にかける思いを話しました。

表彰式で歓迎のあいさつをした東光彦大会会長(東広告製版)は「震災を乗り越え、順調に復興を進めている。60回大会で(人間で言えば)ちょうど還暦にあたり、新しいものを見出していかなくてはいけない時代という気がする。GCJは皆さんの力がなくては続かない。健康に留意し、若い人とコラボレーションしながら、時代の流れに合わせてもっと発展していけるように頑張っていきたい」と思いを話しました。

続いて功労賞を見田義之(アクティブリンク=北海道)、永井徹(ナガイアルテス=東京)、川本嘉博(イングカワモト=中部)、新井明夫(アプロスメディアステーション=近畿)の四氏、振興賞八氏、精励賞一五氏に小林会長が授与し、工藤元隆GCJ副会長が「皆さんの豊富な知恵とゆるぎない経験で、業界に協力してくださることを切に願う」と祝辞を述べました。

受賞者代表謝辞で功労賞の見田氏は「業界に身を投じてあと数年で四十年を迎える。IT技術の発達で経営環境が急激に変化するなか、何とか事業を継続してきた。業界の振興、発展、向上に役立てればと業界組織の運営にあたらせていただき、東北の地で60回の節目を迎えた大会で栄に浴したことは感激に堪えぬ。取り巻く状況は厳しさを増しているが、現状に甘んじているわけにはいかない。少しでも業界発展のために頑張っていきたい」と決意を示しました。

プレゼンテーションでは発注者向けポータルサイト「GCのトビラ」を初披露し、小林会長は顧客開拓と組合員増強に役立てていく方針を示しました。

 

懇親会であいさつした小林会長は「今もなお忘れることのできない、世界を震撼させた東日本大震災は、甚大な犠牲と被害、そして何よりも多くの人々の尊い命を奪い、つらい教訓として問いかけている」と震災を振り返ったうえで、業界を取り巻く環境に言及。

「将来へのあり方や経営環境の情報交換、語り合う場として昭和二十八年にスタートした大会も、今回で六〇回を迎えることができた。デジタル化の進捗と電子化の流れで、われわれのビジネスは大きく変動している。目指している『デジタル・コンテンツ制作集団』の流れも、昨年から第二ステージに入り、新たな戦略的ビジネスの情報発信に努めてきた。今年は新ビジネス展開のフォーマットとしてポータルサイトを開設し、推進していく。業界をめぐる環境はまだまだ厳しく、懸案は山積しているが、組合員に役立つ情報をタイムリーに発信していきたいと考えている」との方針を示し、支援と協力を要請されました。

 

懇親会では、JAZZ BAND/庄司恵子と津軽三味線(小田島流)と盛りだくさんのアトラクションがあり、会場内は大いに盛り上がりました。

  

 

 

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